2024/03/16 21:35


今年より【わたしのおもいで酒】として
お客様の思い出酒を限定入荷として
みなさまにご紹介させて頂きたいと思います。
1回目は前回の入荷ですが、
無類の日本酒好きのお客様のおひとりの思い入れ酒“王禄”をご紹介!

そのお客様が“王禄”に出会われたのは
今から7年前、東京のとある居酒屋さんでした。

転勤の多いお仕事をされているそのお客様は、
三重県にもいらっしゃったことがあり、そちらでは毎日のように仲間と有名な美味しい日本酒を毎晩楽しく酌み交わしておられました。
しかし、ある日、東京転勤を言い渡されたのです。
そして転勤されたその後は…
楽しかった日本酒仲間との会話が無くなり、盃が飛び交い、その飛び交った盃が当たり、額に傷した晩酌が無くなりました。寂しさのあまりから、日本酒を呑むことすら忘れたくなる日々を過ごしておられました。

そんなある日(額の傷もすっかり目立たなくなった頃でした)、偶然入った居酒屋さんで
“王禄”に出会ってしまったのです!

仕事終わりに晩ご飯を食べようと駅前にある居酒屋さんに入りました。いつもの様に日本酒メニューを虚ろに見ていたのですが、そのお店には有名銘柄がなく、見知らぬお酒ばかりが並んでいました。呑み仲間から
は「日本酒仙人」とまで呼ばれるほど、豊富な知識を持つと自負していたその方でも、あまりにも知らない多数のお酒メニューにいつの間にか惹き込まれていました。気づいた時には呑まず食わずですでに1時間が経
過していたとか、いなかったとか…

そのメニューの中でも光り輝く銘柄がひとつありました。それを無意識のうちに注文している自分に気づいた時には、手に盃を持ち、口にそのお酒を運ぶ時、すなわち日本酒の懐かしい香りが鼻に不法侵入してきた
時でした…

額の古傷がウズウズし出しました

そっとひと口…
派手さはないものの、呑み口も酸も味わいも
あと口もバランスが良く飽きが来ない!(だから冬も来ない…汗)
料理にも邪魔しない!
だからと言ってお酒そのものの味わいもいける!
冷やで良し!熱燗で良し!

それが“王禄”でした!
「一期一会!!!!」と叫んだとかいないとか…

それもそのはず
“王禄”は少量生産で1タンク毎に丁寧に醸しており、さらには厳格な保管体制をお蔵さんが求められるため、取り扱うことができる酒屋さんは全国で10数店舗。大阪では2店舗のみ。呑まれるその直前までお酒本来の味“王禄”の味が守られているのです!

それからというもの、三重県の様な楽しい仲間が東京でもできて、また盃が飛び交い、額の傷の癒えぬ夜が始まり、ますます仕事もはかどりました。その後ご出世もされて、大阪に転勤(途中省略)となり、私たち陽と出会うこととなりました。
まさにそのひとつのお酒“王禄”は全てをつなげた糸の様になったとかいないとか…

その“王禄”を
みなさまもぜひご賞味くださいませ
新しい出会いが始まるかもしれません